京大生が世界貢献をしたい

暇を持て余した京大生が世界に貢献しようとするブログ。

一浪D判定から京大に受かった話。

それは突然やってきた

一浪の9月末のことです。

夏に受けた京大オープンの成績が返ってきて愕然としました。

 

なんと結果はD判定

 

浪人が始まって以来一番時間をかけていた数学で偏差値50を割るという無慈悲。目も当てられない国語。得意なはずの英語も偏差値50前半。まだなんとか息をしていたのは浪人アドが一番効く物化だけです。

 

絶望でした。夏から一気に現役生が追い上げてくるので、夏の偏差値が浪人にとってのピークだと思っていたからです。

ここでA判定を取って最後まで逃げ切るのが唯一の道だと思っていました。

 

しかし実際はオープン最低評価のD判定。逃げるどころか追わなくてはいけない。

厳しすぎる現実が自分に重くのしかかりました。「宅浪にせず予備校に通わせてもらった方がよかったのか」なんて思ったりもしました。

一年多く勉強している自分よりも高い点数を取っている現役生がたくさんいることに無力感みたいなものを感じましたし、もともと自分には京大は無理だったんじゃないかと1週間くらい病んでしまいました。

 

それでも京大を受けることに

一時は志望校の変更も考え、親にもそう勧められ何日か真剣に志望校変更を考えました。が、最終的には「自分はどうしても京大に行きたい」という思いが強かったので(というか京大以外の大学に進学する未来がどうしても考えられなかった)京大を諦めるのはやめました。

とはいえ、うちは国立に必ず進学しなくてはいけない家庭だったので、秋の京大実戦と京大オープンでA判定を取れたら京大を受けることにしました。

逆に言えば秋の時点でA判定を取れなかったら志望校は変えることにしました。

 

親には「秋の模試でA判定を取るから!」なんて威勢のいいことを言いましたが、実際はものすごく不安でした。なのでここは先人に学ぼうということで、「京大 D判定」や「一浪 判定」などとひたすら検索したり、ネットや本で京大に受かった人の合格体験記を読み漁りました。

 

その結果学んだことはおおまかにこの3つです。

 

1.夏にこけても受かっている浪人生は多い。→不安払拭

2.でも受かっている人はみんな秋にはA判定

3.京大を受けるなら京大に特化した対策が必要不可欠。

 

とりあえず「夏の判定がよくなくても受かっている浪人生はいる」ということを確認できたのは大きかったですね(精神的な意味で)

 

ただ結局のところ、2か月後までにD判定の状態からA判定を取れるようにならなくてはいけなかったので、厳しい状態にあることには変わりありませんでした。

 

二か月後にA判定を目指す

いかにしてA判定を取るか考えた結果、英数に関しては長引いていた基礎固めを早急に切り上げて京大対策を始めることにしました。

 

十分完璧に基礎が固まったと言えることはないと思うので、ひとまず京大対策の演習を始めて分からないところがある度に該当箇所を振り返るようにしました。

 

具体的には、数学では「世界一わかりやすい京大理系数学」で京大の過去問演習をごりごりやり始めました。大げさに聞こえるかもしれませんがこの参考書は神です。京大数学対策はこれ一冊進めるだけで十分です。

 

 

英語では、z会京大コースで京大型の演習を始めると同時に京大レベルの英文和訳の練習をするために「英文読解の透視図」を同時並行で進めました。

英文読解の透視図は京大入試を意識して自分で和訳をノートに書いていました。

 

またこの時期くらいから物化にかける時間を増やし、両科目ともとにかく「自分で問題を解く」ということを意識してどんどん問題集を進めていきました。また、模試直前には過去問も解き時間配分の感覚を体に覚えさせました。

 

国語に関してはほとんど時間をかけずほぼz会の京大コースだけを申し訳程度にやってました。

 

秋の模試の結果

さんざん辛い思いをした夏の模試でしたが、秋の模試では京大対策を意識的にやったかいがあり、実戦とオープン両方ともA判定を取れました。苦手な数学で偏差値55を超えられたのが非常に嬉しかったし、英語物理でも安定して点を取れていました。国語平均点がとれたので御の字です。

初めて京大模試でA判定を取ったときは心の底から「よっしゃああああああ」と叫びました。

 

そして無事A判定取れた僕は京大に無事出願し京大に無事受かりました。めでたし。

 

まとめ

約2か月という短期間で一気に成績が伸びたのは、「京大模試で点を取ることにフォーカスした勉強をした」からですが、それで成果を出せたのはひとえに半年間基礎を固めまくったからだと思います。

 

基礎は固めるのに時間を要しますが、一度固めてしまえばあとは演習をこなすだけで一気にドカーンといきます。

受験直前期に現役生の成績が一気に上がるのはこんな感じなのかなと思いました。

 

浪人初期に決めた、「とにかく基礎を盤石にし、その後京大対策をする」という作戦が結果的に勝ちにつながったのだろうと思います。

 

この記事を見たCDE判定諸君は、模試の結果はあくまで途中経過を切り取ったものに過ぎないということを忘れないで欲しいです。

 

 

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