京大英語対策②~使った参考書とその使い方~
京大英語対策 英作文編
京大の和文英訳で重要なのは、あのこなれた日本語をいかに自分の知っている英語表現で置き換えることができるかです。
そのために重要なのは自分の知っている表現のストックを増やすことです。
まずはとにかくたくさんの英訳の型を覚えましょう。
和文英訳では自分の覚えた表現の中から問題文に近いものを選んで英文を書くことになります。
僕の場合、手持ちの使える英語表現が少なかったので、とりあえずそれを増やすところから始めました。
4月~5月
残り10か月もあることから、ネットなので調べた結果、「新・基本英文700選 (駿台受験シリーズ)」を使って700の例文(日本語の文とその英訳)を覚えることにしました。
日本語を見たら英語訳がすぐに出てくるくらいにしないと意味がないと思っていたので、一日20例文ずつをそのレベルまで覚えて、ひたすら700例文を何周もしようと計画しました。が、、
...無理でしたw
20例文を日本語を見たら英語訳がすぐ出るレベルまで覚えようとすると、悠に2時間くらいかかってしまいますw
宅浪で時間があるとはいえ、英文解釈や他の科目の勉強もしないといけないのでなかなかできませんでした。
4月中はなんとか毎日ノルマをこなすも、5月に入ってからはさぼるようになり、6月には断念しました。
6月からは以下の例文集を始めました。
6月~
「英作文基本300選 (駿台受験シリーズ)」 です!!
同じ駿台文庫やん、、って思われるかもしれませんが、この例文集は700選と違って全ての英語訳について簡単な解説がついています。(これが地味にでかい)
それに分量が700選の半分以下です。
僕は6月から300選を一日10例文(他の科目が忙しい日は5例文)ずつ覚えていくことにしました。
結局、センター前はお休みしたりそれ以外でもちょくちょくサボりましたが、入試本番までに5,6周することができました。
後述する問題演習もあって、おかげで苦手だった英作文は得意と言えるほどまでになりました。
英作文に例文暗記は必要なので、例文暗記をすることをおすすめしますが、300でもなかなかの量なので時間のない現役生の方などは「ドラゴンイングリッシュ」などもの100例文くらいのものをおすすめします。
大切なのは、多くなくてもいいからある程度の量の例文を確実にモノにすることです。
9月~センター前
ある程度例文暗記をして、自分の頭の中に結構なストックがたまったと思ったので、9月から「z会通信教育の京大英語コース」を受講し、例文暗記と同時並行で、京大の問題を模した問題をこなし添削してもらっていました。
ただ、これだけでは演習量が足りないなと思ったので、同時に「京大入試に学ぶ和文英訳の技術」も始めました。
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この参考書の英作文の有名な先生が書いた参考書のひとつで、京大の過去問の和文英訳問題のみを演習問題として扱い、解説しています。
この参考書の良さは、解答ができるだけ簡単な英文で書かれていることです。
普通の高3生ならほぼすべての解答が既に知っている知識で書くことができると思います。
「英語の知識としては頭のなかにあったのに英作文としてアウトプットできなかった…」ということが繰り返され、アウトプットのトレーニングになりました。
また別解が豊富で、一つの日本語に対してこれでもかというほどの別解をしめしてくれるので、必ずひとつくらいは自分にしっくりくる答えが見つかっていました。
以下は例です。
何であれ英作文問題集は解答が平易な英文で、別解が豊富なものを選ぶと良いと思います。
問題演習の仕方としては、一見英語にするのが難しい日本語でもなんとか自分の知っている英語で頑張って表してから答えを確認していました。
復習の方法としては、別解の中から気に入ったものをひとつ選び暗記していました。
センター後~本番まで
センター後に、時間配分の練習目的で解いた過去問3年分以外は新しい問題を解きませんでした。
300選を毎日少しずつ確認しつつ、z会や問題集で自分が解いた問題の復習をひたすらしていました。
解答の中の自分が思いつかずかつ使えるなと思った表現方法はマーカーをしておいたので、それらを受験前に一通り確認したりして受験直前に自信を高めていました。
まとめ
・英作は例文暗記が重要。
・例文暗記は反射的に訳が言えるようになるくらいに覚えることが重要。残り時間で完 璧にできる分量の例文集を選ぶ。
・英作文問題集は解答が平易で別解の多いものがおすすめ。
京大英語の3分の2を占める和文英訳についても書いてます。
よかったら読んでみてください
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